「孤独」という事象

よく、何もしなければ、何も起こらないという。

悪いことも、良いことも、何も起こらないという。

よく考えると、良いとか悪いとか言うのも、

自分で決めている事なのだけれど。

 

僕は、物事を良い悪いで判断しないことが多くて。

その部分で周囲と温度差を感じることがある。

人混みの流れを逆に歩くような。

みんな近くに居るのに、気持ちが遠いような。

自分で作り出しているような、そんな孤独。

 

孤独がいいのか悪いのか、僕にはわからない。

でも、一回くらいは気兼ねなく話したい、と思っていて。

 

でも、よく考えると、実は数人話せる人がいる。

出来ること、出来ないこと。

僕は僕だ。

他の何者でもなく、僕は僕だ。

僕には出来ないことがある。

僕には至らない部分がある。

でも。

そんな自分だから、出来ることがある。

 

他の誰の日々でもなく、

僕は僕の日々を送っていて。

他の誰の人生でもなく、

僕は僕の人生を送っていて。

 

他人のことなんて、僕にはわからない。

どこまで行っても、わかる訳がない。

だからこそ、僕は人のことを知ろうとしなければならない。

結局分からないと知っていても、

知ろうとしなければならない。

 

分からない中でもがくことが、

僕には無駄なことではないはず。

おばあちゃん

僕のおばあちゃんは、僕が9歳の頃に亡くなった。

おばあちゃんは僕と一緒に暮らしていて。

だから、僕のいる家でおばあちゃんの葬式の準備をした。

 

亡くなったおばあちゃんは、眠っているようだった。

親戚のおばさんは、亡くなったおばあちゃんの姿を見ながら僕に

「おばあちゃんはね、つかれて、眠っているんだよ」と言った。

僕は「いつ起きてくるの?」と言った。

親戚のおばさんは、黙っていた。

 

だから何だっていう話じゃない。

ふと思い出して、少し寂しくなるだけなんだけど。

今の自分は、あの時より大人になっているのかなって、

少し悔しくなるだけなんだけど。

 

そんな自分にかける言葉を探しているだけ。

年忘れの季節

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来月は12月。忘年会が増える頃。

年を忘れる、と言う風習。

今年あった辛いことを忘れて、

未来へ向かおう、と言う風習。

 

友達や知り合いと飲みたいならわかる。

でも忘年会は「未来への意志」に満ち溢れている。

自分から過去を切断してしまって、

新年を新しいスタートにする忘年会。

 

どうもしっくりこないのは、

なぜ辛いことだけ忘れるのか、

いいことも忘れるんじゃないか、と言う疑問と。

 

過去を振り向かないのは、

僕の性格に合わない、という問題、

過去の出来事から学べることは多いと思う。

 

「年末飲み会」なら、まだ集まろうとできる。

でも、なんだかんだ言って今年はいかないよなって。

自分と不満、友達と幸せ

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僕はまだ、社会に不満がない。

僕はまだ、人に対して不満がない。

でも僕は、自分に対して不満がある。

 

自分は何で、そんな考え方をするんだろう。

自分は何で、そんな行動をするんだろう。

自分は何で、そんなことを言うんだろう。

もっといい方法があるんじゃないかなって、よく思う。

 

例えば僕が、完璧に行動したなら。

きっと僕は孤独なんだろうな。

誰とも本当のことを話し合えなかったり。

自分の悩みを打ち明けられなくなるんだろうな。

 

自分よがりになって。

人のことを全く信頼できなくなって。

友達と思える人がいなくなるんだろうな。

 

自分に不満がある代わりに、友達のいる空間と、

自分に不満がない代わりに、友達のいない空間。

 

うん。友達のいた方が、僕は幸せだな。

それなら別に、このままでいいか。

希望とか何とか言って。

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僕が半年で退学した学校に、「恐い」で有名な先生がいた。

その先生は週に一回くらい、良いことを言う先生だった。

その言葉の中で、時々思い出す話がある。

 

昔は「100m走で10秒なんて切れる訳ない」と思われていた。

でも、10秒切って走る人が出た途端に、みんなも10秒切れるようになった。

「どうせ無理だよ」って、誰が決めた?

リミットは、実は自分で設定しているのだ。

たしか、そんな話だった。

 

それまで、いろんな目標を閉ざしてきたし、

いろんな目標を閉ざされてきた僕にとって、

大げさに言えば、その話は革命のようなものだった。

 

でも、今は思い出すだけ。

夢や目標に対して「どうせ無理だ」と思っている。

やっぱり、夢は叶えたいし、目標も達成したい。

 

「どうせ無理だ」と思う自分を、

「そんなの誰が決めたんだ?」と思える自分にしたい。

明るい話

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たまには明るい話を書こうと思う。

でも、あまり思い浮かばない。

というより、全然思い浮かばない。

なんでだろう。

 

きっと、何が「明るい話」と言われるものなのか、

よくわかっていないんだ。

友達が話す、僕との思い出話は、確かに笑える。

 

でも、僕は何が笑える話なのか、

どうやって話したら楽しく聞けるのか、

よくわかっていないのだと思う。

 

そもそも、笑わせようとしたら笑ってもらえないし。

何もしてない時にふと笑ってくれることの方が多くて。

きっと、明るい話が思い浮かばないのは、

僕が、自然に笑っているからかもしれない。