希望とか何とか言って。
僕が半年で退学した学校に、「恐い」で有名な先生がいた。
その先生は週に一回くらい、良いことを言う先生だった。
その言葉の中で、時々思い出す話がある。
昔は「100m走で10秒なんて切れる訳ない」と思われていた。
でも、10秒切って走る人が出た途端に、みんなも10秒切れるようになった。
「どうせ無理だよ」って、誰が決めた?
リミットは、実は自分で設定しているのだ。
たしか、そんな話だった。
それまで、いろんな目標を閉ざしてきたし、
いろんな目標を閉ざされてきた僕にとって、
大げさに言えば、その話は革命のようなものだった。
でも、今は思い出すだけ。
夢や目標に対して「どうせ無理だ」と思っている。
やっぱり、夢は叶えたいし、目標も達成したい。
「どうせ無理だ」と思う自分を、
「そんなの誰が決めたんだ?」と思える自分にしたい。